寒い時期になると肌が乾燥していろんなところがかゆくなったりしてお手入れが大変で嫌になりますよね。
頭皮も乾燥して抜け毛やかゆみなどの原因になるのです。
男性の抜け毛は1日平均70本~100本と言われています。
150本以上抜けてきましたら頭皮が不調なのかもしれません。
その不調の原因は頭皮の水分量の不足で起きているんです。
冬だけ気をつければいいというものではないので困りますよね。
原因がわかれば対策もしやすくなるので色々調べてみました。
頭皮が乾燥する原因は?
頭皮には毛穴が多いのでほかの皮膚に比べて守る力のバリア機能が弱い部位なので乾燥しやすいんです。
冬は気温が下がり空気が乾燥するので特に外気の影響を受けやすくなります。
それ以外にも原因がいろいろありますので今からご説明しますね。
長い時間冷暖房が効いた部屋にいませんか?
夏や冬はどうしても冷暖房を頼ることが多くなりますよね。
職場などではある一定の温度を保って快適な温度になってますよね。
その快適な温度こそ乾燥の原因なんです。
冬場では乾燥しやすい季節なので外出の際はハンドクリームを塗るなどお肌のお手入れして出かける人が多いと思います。
寒い室外から帰り室内に入り暖房をつけて暖をとりますよね。
そして、そのまま長時間、暖房の効いた部屋にいますと肌も乾燥しますが頭皮も乾燥して水分が失われていくのです。
夏場の冷房でも同じなので、できることなら長時間同じ部屋にいないで移動などしたほうがいいですよ。
仕事ではなかなかそうはいかないのが現状ですけどね。
好きなものばかり食べてませんか?
甘いケーキやお菓子、ついついたくさん食べてしまうときてありますよね。
気軽に食べれるインスタント食品、仕事などで疲れたときは料理をするのはかなり面倒ですからね。
ですが、そういった偏った食生活を送っていると頭皮にも影響が出てくるんです。
どういう影響が出るかといいますと、頭皮の新陳代謝が悪くなり、皮膚の再生能力が低下するのです。
そして、砂糖や炭水化物を分解するのにビタミンを大量に失ってしますのです。
それを防ぐには野菜などに多く含まれるビタミンBが頭皮には必要になってくるので、頭皮の乾燥が気になる人はぜひ食べてくださいね。
ストレスも乾燥の原因?
ストレスが溜まると体のいろいろなところに不調をきたしますよね。
頭が痛くなったり、体がだるくなったりと。
過度のストレスを受けることで交感神経が緊張してしまい、血管が収縮してしまい血行不良を起こすのです。
当然、頭皮への血行も悪くなり栄養が行き届かなくなるんです。
新陳代謝が異常な状態になるので、頭皮の再生に支障が起きて乾燥しやすくなるのです。
緊張した状態が続くと頭皮環境には良いことはありませんので、一息ついて心を楽にしてあげましょう。
頭皮の乾燥を予防する対策は?
さまざまな理由で頭皮の乾燥は起こりますが、普段からしっかりとケアしていけば大丈夫です。
規則正しい生活をこころがける
どうしてもストレスを感じてしまう現代ですが、生活習慣を規則正しく送ることでストレスを軽減させる方法の1つだと言われています。
そこには睡眠も含まれており、快適な睡眠をとることにより体だけではなく脳の疲れもなくしてくれますので、ストレスが減る分、頭皮の乾燥対策になります。
食生活を改善する
ビタミンが足りないだけでイライラしやすくなったりとこちらもストレスになり食生活も大事になります。
頭皮にもビタミンが必要になるので意識して野菜を摂りたいと思います。
簡単ではないと思いますのでサプリメントやスーパーなどでカットされてて数種類入っている野菜を食べるのがお手軽だと思います。
頭皮用の保湿ローションを使用する
頭皮環境を整え保湿するために、頭皮用のローションを使用することもおすすめです。
頭皮の乾燥が特に気にならない場合でも、いつでも健康的な頭皮環境を維持するのに有効です。
頭皮の乾燥と抜け毛を減らし健康な状態を取り戻そう!
男性の頭皮の乾燥や抜け毛に最も多いのが「男性型脱毛症(AGA)」で、男性ホルモンが関係していまして、遺伝することが密接に関係していると考えられています。
しかし、後天的なものもあり、生活環境や食生活などの要因から発症するケースもあるそうです。
喫煙や過度な飲酒は、血行が悪くなり髪や頭皮に栄養が行き渡りにくくなり、髪の製造に必要なタンパク質を合成する肝臓に負担をかけます。
AGA対策
頭皮の乾燥や抜け毛を減らすには血行をよくすることです。
抜け毛が多くなった髪の毛の毛根は、髪へ栄養を届けるための血管が収縮し、栄養補給する力が弱まっているのです。
本来の髪の毛の育成に頭皮の血行を改善したり成長因子を分泌させることが有効な対策です。
現在、血管拡張・血行促進の効能がある治療薬としてはミノキシジルというものが有名です。
こちらは、血管拡張や発毛シグナルの産出により弱った血管を再生し乾燥した頭皮と髪の毛根に栄養を送ります。
ただし、ミノキシジルは医薬品なので副作用がでる恐れがありますので、ご購入の際は薬剤師にご相談をおすすめします。
現在では頭皮の血行を促進する安心保証がついた商品が開発されていますので、少ないリスクで購入することができます。
頭皮マッサージ
頭皮の血行を良くし抜け毛を減らす商品はいくつかありますが、頭皮のマッサージも血行を良くし頭皮をやわらかくしてくれます。
何よりも気持ちいいですからちょっとしたリラックス効果がありますよ。
頭皮マッサージのやり方
- 生え際
指の腹を生え際におきつむじに向かって円を描くように引き上げる
- トップ
両手を組み手のひらの付け根でハチを挟むように強く引き上げる
- 側頭部
みみうえに掌を置き目がつり上がるくらいの力加減で円を描くよう引き上げる
- 後頭部
襟足のくぼみに親指を置き円を描くよう引き上げる
- 耳まわり
両耳を上・横・下方向へ引っ張ります。
以上、簡単に説明しましたが詳しくはこちらもどうぞ↓
https://www.co-co-palm.jp/haircare/massage.html
頭皮を乾燥から守るシャンプーの仕方は?
お風呂は毎日入ってもちろん髪の毛もシャンプーでしっかりと洗っていますよね。
このシャンプーの仕方を変えるだけで頭皮の乾燥から守り潤いある頭皮にすることができるんですよ。
そのやり方は下記から。
シャンプーする前にお湯でしっかり洗い流しましょう。
お湯の温度は38℃がベストです。
それだけでも8割の頭皮の汚れが落ちるといわれています。
ただ髪の毛をぬらすのではなく、指の腹で地肌を揉み洗いしながら濡らしてあげると、シャンプーの泡立ちも良くなりまきれいに洗えます。
フケがよく出ている方は、頭皮にシャンプーやコンディショナー、トリートメントなどがしっかりと洗い流されていません。
それが汚れとなり残っている場合があります。
それがフケの原因になりますので、洗い流すときも指の腹で頭皮を揉みながら、シャンプーやコンディショナーをしっかりと洗い流しましょう。
こちらからもわかりやすく解説していますもで参考に。
使用しているシャンプーはどんなものを使えばいいの?
その際にも使用するシャンプーにも注意が必要です。
それは洗浄力の強いシャンプーを使用することです。
洗浄力の強いシャンプーを毎日使うと頭皮がどんどん乾燥していき、頭皮の健康を守ってくれる皮脂が奪われてしまうのです。
そのため頭皮が乾燥してしますのです。
洗浄力の強いシャンプーにはラウリル硫酸ナトリウムという成分が入ってまして、これが脂質を落としてしまいます。
使用するのであれば両性界面活性剤という分類のシャンプーが低刺激でおすすめです。
また、1日に何回かお風呂に入る人も要注意です。
複数回でのシャンプーが皮脂を流してしまうのです。
この場合、洗浄力の強さは関係なく頭皮に影響をあたえてしまいます。
乾かし方ですが、髪の毛だけではなく頭皮もしっかりと乾かしましょう。
濡れた状態ですと頭皮に雑菌が繁殖しやすくなり、最悪、炎症を起こしやすくなります。
ドライヤーのかけ方にも要注意!
仕事前に朝シャンして時間がないから急いで髪の毛を乾かしてませんか?
最近のドライヤーは高火力のものが多いですからね。
ドライヤーを最大出力で頭皮近くで乾かしますと髪の毛が熱くなってますよね。
髪の毛もダメージを受けますが、頭皮も同じく乾燥してしているのです。
そして、ヘアーアイロンの場合、髪の毛はもちろん燃えてちりちりになり、頭皮はもっとひどく火傷をしてしまう場合があるのでもっと深刻です。
使用するときはなるべく頭皮から離して髪の毛をほぐすような感じで乾かしてください。
頭皮の乾燥で起きるフケの対処法は?
季節の変わり目にフケが気になるときがありませんか?
それは、温度変化により体調も変化するからです。
夏の暑さで全然眠れず疲れがたまり、涼しくなった秋にゆっくり休むため睡眠時間が増えたりしますよね。
そのような体調の変化でバリア機能が低下して頭皮の乾燥を招きます。
乾燥が続くと頭皮が剥がれやすくなり、最後は角化細胞となって皮膚からはがれおちます。
これが頭皮で起こったときに、剥がれ落ちた皮膚がフケなんです。
このフケには2種類のフケがあります。
乾燥フケ
乾燥した頭皮から落ちてくる細かくパラパラとしたものが乾燥フケです。
アトピー性皮膚炎や乾燥肌だとなりやすいそうです。
乾燥したところに長時間いる人は乾燥フケができやすいので、注意が必要です。
脂質フケ
脂っぽい食事や糖分のとりすぎが原因で、頭皮の皮脂が過剰分泌されます。
分泌され過ぎた頭皮の皮脂とカビ菌の繁殖が重なることで脂性フケが発生すると言われています。
ベトベトした脂っぽい大きな塊でできています。
食生活が乱れてる人だけではなく、帽子などを長時間かぶらなければいけない人も、頭皮が蒸れてカビ菌が繁殖しやすいため、脂性フケができやすいでしょう。
その頭皮ケアは正しいですか?
- 1日に何度もシャンプーをする
皮脂が必要以上に乾燥してしまうため、乾燥フケがでやすくなります。
- 洗髪時にシャンプーを泡立てず原液を直接頭皮につける
泡のクッションがない分、頭皮に負担がかかりやすくなります。
- フケの部分を傷つける
傷つけた部分から雑菌が入り込みやすくなり、フケが出やすくなるばかりか感染症になる可能性があるのでやさしく洗いましょう。
フケの対策はどうすればいいの?
フケ対策は外因の頭皮のダメージなどと内因の普段の生活での両方が原因と思われます。
- 洗浄力の強いシャンプーを使わない
- 偏った食生活を摂らない
- 生活習慣を改善する
- 髪の毛をしっかりと乾かす
- 頭皮用の保湿ローションを使用する
洗髪後はしっかりと頭皮を乾かしましょう。
濡れたままでは頭皮に雑菌が繁殖しやすく、それがフケの原因にもなります。
それでも改善されなにときは洗髪後に頭皮用の保湿ローションをつけてみるのもいいでしょう。
しっかりと潤いを与えてからドライヤーで乾かすのが効果的ですね。
頭皮の乾燥でかゆいときの対処法は?
フケも気になりますが、かゆみも気になりますよね。
頭がやたらかゆい日が続きますと何か気になりますよね。
そんなときはやはり頭皮に異常が起きているのです。
かゆみの原因は以下にまとめました。
- 汗によるムレ
- 皮脂を好む雑菌が繁殖
- 頭皮の乾燥
- 皮脂の汚れ
- 頭皮のバリア機能の低下
- 花粉などのアレルギー
頭がかゆいからといってしっかりと洗えばかゆみが治まるわけではありません。
過剰に洗いますと乾燥やフケの原因と一緒で頭皮の皮脂が乾燥を招き、余計にかゆくなりますよ。
かゆみ対策はどうすればいいの?
かゆみ対策もフケ対策と同様の方法で対策できます。
- 洗浄力の強いシャンプーを使わない
- 偏った食生活を摂らない
- 生活習慣を改善する
- 髪の毛をしっかりと乾かす
- 頭皮用の保湿ローションを使用する
髪の洗い方も前述の通りでかゆみ対策になりますよ。
頭皮のかゆみを放っておくと?
もうひとつ大事なことは頭がかゆくてカサカサしてきたが、仕事などで忙しく放置していると大変なことになるかもしれません。
乾燥した頭皮の角質が剥がれて、フケが大量発生してしまいます。
さらに、頭皮のバランスが崩れ抜け毛や薄毛の原因になるかもしれません。
かゆいだけだと放置せず、早めに対策を立てていくことが必要になります。
放置時間が長すぎると自力で治すのが困難になる場合があります。
前述の対処法でも効果がない場合、皮膚科などの診療期間で診てもらいましょう。
たかが、かゆみと考えず髪は一生涯の友達だと思い、常に気を使って行くことも大切ですよ。
このような症状は診療期間への相談を!
かゆいけど何か普段と違う。
しばらくかゆみが治まらない。
など、普通とは違うと感じたときはこのような症状を疑ってみてください。
皮膚の常在菌であるマラセチア菌が増えすぎてしまう炎症です。
頭皮がべたべたして脂分が多く、触るとしっとりとしたフケがついてくる場合は要注意です。
- 尋常性乾癬
皮膚が赤く盛り上がり、次第にその表面が乾燥した角質でかさぶたのように覆いかぶさって、ポロポロと剥がれる皮膚の病気です。
原因ははっきりと解明されてませんが、慢性化するので根気よく皮膚科で治療する必要があります。
- 頭部白(水虫)
頭皮のかゆみやフケが大量に出る、髪の毛が抜けやすくなってきましたら要注意です。
足にできる水虫と同じで、ジメジメした環境を好むので、帽子などで蒸れた状態の頭皮は危険です。
- シラミ
みみの後ろや後頭部のかゆみが強い場合、髪を掻き分けてよく調べてみてください。髪の毛根に白いフケのようなものがあり、なかなか取れない場合はアタマジラミの卵である可能性があります。
このような症状が出た場合は自分での治療は無理なので最寄の皮膚科にご相談を。
まとめ
頭皮の乾燥・フケ・かゆみは基本的には頭皮の不調や生活習慣が原因である可能性があります。
対処法も同じことをしましたら健康な頭皮になり解決されるかと思います。
- 洗浄力の強いシャンプーを使わない
- 偏った食生活を摂らない
- 生活習慣を改善する
- 髪の毛をしっかりと乾かす
- 頭皮用の保湿ローションを使用する
一番大事なことは、日頃からの規則正しい生活を送ることと頭皮に気を配り無理をしないことがすべての対策になると思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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