みなさん、突然ですが、チャドクガという虫をご存知でしょうか?
聞いたことがある方や、現在困っている方など様々な方がおられると思います。しかし、チャドクガを知らなかったことで、大変なことになってしまう方もいらっしゃいます。
特に園芸をされている方や、小さなお子さまとお出かけに行かれる方などは、読んでいただけたらと思います。
チャドクガとは
チャドクガとは、チョウ目ドクガ科の虫のことで、簡単にいうと毒をもった毛虫と蛾(ガ)のことです。
日本では、北海道以外の各地に生息しているといわれる危険な虫です。
ツバキやお茶の木やサザンカが大好物で、予防をしていないと、チャドクガがたくさん木に生息してしまいます。
園芸をされている方は葉っぱが食べられたりしますし、小さな子どもたちが間違って触ると大事態になってしまうこともあります。
チャドクガがついた木はそのまま放っておくと、どんどん増えていき、気が付けば「木の全体がチャドクガだらけ」になってしまうこともあるそうです。
チャドクガは噛むのではなく、体中に毒の毛がたくさんついていて、その毛が刺さるとかゆみや、赤いぶつぶつがたくさん出て大変苦しい思いをします。
ひどい場合はアナフィラキシーショックになり、命を落とすこともあるそうです。
かなりひどいですよね。
毛虫からサナギになり蛾になっても、毒の毛はついたままなので、出来れば小さいうちに駆除しておきたい虫ですよね。
では、次にどのようにして、チャドクガを駆除したらいいのかをまとめてみたいと思います。
チャドクガの駆除方法
チャドクガの駆除をするときは、まず4月中旬と8月中旬に行い、風の強い日は避けましょう。風が強いと毛が舞ってしまいます。
そして長袖長ズボンや首にタオルなどをまいて、マスクもして皮膚が出ないようにしましょう。
足元は長靴を履き、目はゴーグルがおすすめです。もちろんゴム手袋は必ずしましょう。
そして、
① 離れたところからできるだけ揺らさないように殺虫剤をかけます。
② 退治したチャドクガが落ちてくるのでそれまで数時間待ちます。
③ 風を立てないように落ちたチャドクガをそっと拾ったら駆除完了です!
④ その後、着ていた服を50度以上の熱湯で消毒する。
という流れで行うと、安全に駆除できるそうです。
チャドクガの毒は熱に弱いらしいので熱湯消毒はかなり効くそうです。
もちろん、自信がない方や自分ではできない方は専門の業者に頼みましょう。
チャドクガの予防にはオルトランがおすすめ
チャドクガの予防で有名なのは「オルトラン」という薬を使う方法です。
オルトランとはチャドクガを退治する薬で、液体タイプと粒タイプがあります。
液体タイプは、木の根元を10センチくらい掘って、そこにオルトランを流し、土を埋めます。
木は水と一緒にそのオルトランを吸います。すると、その木の葉っぱは、毒入り葉っぱになります。
そこへ何も知らず集まってきたチャドクガの毛虫が、その葉っぱを食べて死んでしまうという流れになります。
粒タイプですと、そのまま撒いて上から水をかける方法でできるそうです。
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よって、限定的に予防したい時には液体タイプ、広い部分に使いたい時には粒タイプを使うと効率がいいでしょう。予防の時期は5月と8月が良いそうです。
また、オルトラン以外の予防方法ですと、剪定(せんてい)がおすすめです。
木の葉っぱを切っておくことで、チャドクガが食べるエサがなくなりますし、もし寄ってきても、鳥が上から見て食べてくれやすいからです。
ちなみに剪定はオルトランとは違って、一年中しておいた方がより安全にはなりますので、なかなか何回もできない方は、オルトランを使った方が楽かもしれませんね。
まとめ
普段園芸をされている方や、お子さんがおられる方など、チャドクガについて知っていただけたらと思い書いてみました。少しでもチャドクガの被害が減ることを願っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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