FXに興味を持って調べてみて、最初に躓く原因のひとつは、耳慣れないFX用語たちではないでしょうか。
「日本語で言って?」と言いたくなったのは、私だけではないのでは。
そこで、よく出てくるけどよく分からないFX用語を4つまとめてご説明。
意味が分かると、経済ニュースも面白く(目標)なること請け合いです!
PIPS(ピップス、ピプス)
ヒトコトで言うと、為替レートの動きを表す共通単位のこと。
「ポイント」と呼ぶこともあります。
それぞれの通貨の最小単位の100分の1ですので、対日本円では1PIPS=0.01円(1銭)
なんでわざわざこんな単位を持ち出すのか。
それは、色々な通貨があるから。
円⇔ドル、ドル⇔ユーロ、ユーロ⇔豪ドルなどなど、色々な国の色々な通貨で取引されているのがFX。
実際問題として、日本で暮らしている日本人が、1セント増減したと聞いたところで、ピンと来ないのではないでしょうか。
そこで、1セント=100PIPSと世界共通の単位で表すことで、世界中の人がピンと来るようになるのです。
目で見たほうが分かりやすいので、簡単な数値で例を挙げます。
ドル/円で1円、ユーロ/ドルで-1セント
PIPSで表すと↓
ドル/円で100PIPS、ユーロ/ドルで-100PIPS
取引実績がパッと一目で分かるようにしたものが、PIPSなのです。
スワップポイント
通貨ペア間の金利差調整額のこと。
国によって通貨が違うように、金利も違います。
その高低差を補うものがスワップポイントです。
そして、最初に取引開始した日から決算する日まで、日数分加算されます。
日ごと精算されるので、毎日受け取れるということです。
ちなみに日本はご存知の通り超低金利。
ですので、日本に比べて金利の高いアメリカドルと組み合わせて投資すれば、プラスになることもありえるということです。
金利低:円→金利高:ドル→スワップポイント→プラス
*例えば、スワップポイントが1円として、毎日1円以上損失が出るのであれば、スワットポイント狙いでポジションをキープするメリットは無い。
金利高:ドル→金利低:円→スワップポント→マイナス
*例えば、スワップポント-1円として、毎日1円以上利益が出るのであれば、スワットポイント分支払う必要があっても、ポジションをキープした方がおトク。
上の例では分かりやすくスワップポントを一定にしてありますが、実際にはコロコロ変動します。
そして、スワップポイントが毎日加算されると言っても、必ずしも利益が出るとは限らないので、スワップポイントを狙っての投資はなかなかの上級者向けと言えるでしょう。
スプレッド
取引コストのこと。売値と買値の差のこと。
手数料みたいなもの…と言っていいと思います。
PIPSや銭で表されます。
固定のものと変動するものがありますので、こちらも注意が必要です。
大きな天災があった時や雇用統計発表の後など、市場が大きく動く時にはスプレッドも大きくなります。
マージンコール
マージンは「証拠金」のこと。
コールは「要求」のこと。
要するに、証拠金の追加やポジション決済をしないとロスカット(強制終了)しますよ、という通知のこと。
ポジションとロスカットについて詳しくはこちら
ともあれ、マージンコールを受け取ったら、証拠金の追加かポジションの決済をしないと大損失。対応が必要ということです。
まとめ
いかがでしたか?
最後にもう一回まとめます。
PIPS(ピップス、ピプス)…為替レートの動きを表す共通単位
スワップポイント……………通貨ペア間の金利差調整額のこと
スプレッド……………………売値と買値の差。取引コストのこと
マージンコール………………ロスカットの事前通知
頭で理解しようとするよりも、実際に取引をして、体感して覚える言葉と言えるかもしれません。
使いこなせたら一人前!
そうは言ってもマージンコールなんて受け取りたくないけど…。
最後までお読み頂きありがとうございました。
コメント
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